5/31(月)


「ローカル線の終着駅」というと、どのようなイメージを持たれるでしょうか?
それが、ローカル盲腸線(行き止まり路線)の終着駅だったりすると、旅情に駆られて「ふと訪れてみたくなる!」という人もいらっしゃるかと思います。
このようにどの路線とも接続せず、行き止まりとなってしまった路線(終着駅)は全国に数多く存在します。


今日の一枚は、JR東海のローカル線「名松線」(めいしょうせん)。
名張(なばり)と松阪(まつさか)を結ぶ路線として計画され、それぞれの頭文字をとって名松線と名づけられました。
松阪側から名張を目指したものの、現在の近鉄線が別ルートで両都市を先に結んでしまったため名松線の建設意義は大きく薄れてしまいました!


名張までの開通を果たせなかった名松線、現在は「伊勢奥津」(いせおきつ)が終着駅。
「周囲を山に囲まれた終着駅」というシチュエーションが、名松線の運命を表しているようで独特の哀愁感も漂ってきます。
そんな伊勢奥津駅で、ローカル列車の撮影にチャレンジ。


SLが走っていた頃の巨大な給水塔をアクセントに、日没~暗闇へ移行する時間帯でバルブ撮影してみました。
う~ん、伊勢奥津駅という終着駅の「ラスボス感」を引き立てる給水塔のダンジョン感がたまりません・・・
日中帯に同じ場所から撮った写真よりも、「味のある写真」に変化してくれました。


バルブ撮影してこの暗さなので、実際はもうかなり真っ暗な状態!!
ローカル盲腸線の「哀愁感」を感じたひとときとなりました。