6/20(土)
●解体が決定したSL×3機を巡る旅
宮城県大崎市内で保存されているSL×3機が老朽化のため解体されるというニュースがありました。最後の姿を残しておこうと、JR陸羽東線に乗り訪問してみました。







【二機目】C58-114
中山平温泉駅10:56発の4730D列車に乗り、やって来たのは有備館駅-
駅の名前そのままに、駅前には観光名勝「有備館」があります。有備館とは江戸時代に建てられた学問所で、日本最古の学問所建築の建物らしい・・
東日本大震災時に被災しており、修繕復興を果たしている。
さて、有備館駅から5分ほど歩くと駅裏手に「城山公園」があり、今回のお目当てのSLはこの山を登った所に保存されている。
道を進んでいくと駐車場の隅にありました、C58-114号機。このカマも陸羽東線で活躍した機関車。





中山平温泉駅前のC58-356号機より保存状態は幾分良いと思われ、解説の看板も設置されています。昭和48年から「永久」保存と書かれていましたが、令和を迎えついに解体されてしまうのは何とも複雑な思い。
保存するにもお金・手間はかかるので致し方ないところですが、全国的にも保存車両の解体はペースを上げて進行しそうに思っています。
全体的には錆びも見られキャブ窓ガラスも割れていますが、しっかり修繕すればキレイな姿を取り戻せそうな感じ。
この場所から周りを見渡せば、眼下に街並みが広がり陸羽東線の線路も見える。後輩キハ110系の走りを見届けているC58-114の思いはどんなものだろうか?
最後に機関車を上から撮影して訪問終了。有備館駅へと戻ります。




(つづく)