6/19(金)
●解体が決定したSL×3機を巡る旅
宮城県大崎市内で保存されているSL×3機が老朽化のため解体されるというニュースがありました。最後の姿を残しておこうと、JR陸羽東線に乗り訪問してみました。





【一機目】C58-356
古川駅にて東北新幹線を降り、陸羽東線の4725D(古川駅9:19発)へと乗換え。列車は鳴子温泉を越え徐々に山岳地帯へ・・・
まずやって来たのは中山平温泉駅。中山平温泉はアルカリ度の高い「ヌメヌメとした湯」が特徴で、ウナギ湯とも呼ばれているそう。
中山平温泉駅前に鎮座しているのがC58-356号機。この陸羽東線で働いていたSLで、保存当初はピカピカに磨かれた状態で保存されていたそうですがその後徐々に荒廃し、現在は機関車の周囲に柵が設置されてしまいました。






機関車の周囲を廻って細部をよく見てみると・・・
前照灯は倒れこみ、キャブ内は窓枠が脱落、キャブ乗務員扉は腐食が進行しスカスカ。傷みが進行し「解体は避けられないなぁ・・・」というのが正直な感想。
2008年頃、キハ58系の「リバイバル修学旅行色」に乗ってココを通った際は確かにこんな荒れ果てた姿では無かった記憶があり、いつかはゆっくり見てみたいなぁ・・・と思っていましたが解体前にとりあえず訪問が叶って良かったと思います。
最後に中山平温泉駅の駅名標とSLを絡めて撮影し終了。
二機目のSL訪問のため、中山平温泉駅10:56発の4730D列車に乗り、次の場所を目指します。





(つづく)