6/19(土)


昨日、JR東日本「E4系新幹線」の定期運用最終日が10/1に決定したというニュースが流れました。
2階建て新幹線が消えるまで残り3ヵ月少々ということで、今日の日記はE4系新幹線の簡単な車内探訪をしてみたいと思います。
東京駅から上越新幹線「Maxたにがわ」に乗車する機会があったので、この時撮影した写真を並べてみます。


●外観
東京駅にて折返し整備中の様子。清掃中のため乗降ドアは閉扉しており、まだ乗客は車内に入ることはできません。
この時乗った「Maxたにがわ」は16両編成だったのでE4系8両×2本併合という形。特徴的な先頭車の連結部分8号車・9号車から観察。
ちょうど先行発車のE2系がいたので、手持ちスローシャッターで一緒に撮影してみました。同じピンク帯のようですが、E2系のほうが明るい色のピンク帯となっています。
東京駅ではホームが曲がっているため、16両すべてをストレートで撮る事が出来ません。ホームにはほぼ人がおらず、朱鷺のロゴマークを絡めて撮影。


●車内
デッキに入ると上下に分かれる階段があり、それぞれ2階・1階客室につながっています。
真ん中の柱のようなもの、内部に小型エレベータが設置されており車内販売用の軽ワゴンは階段を使わず、このエレベーターで運ぶような仕組み。
よく見るとエレベーター用の取っ手、作動ボタンが付いています。


客室はグリーン車・普通車に分かれており、グリーン車はすべて2階部分に設置されています。客室の壁側座席(いわゆる真ん前が壁の席)は通常人気がないのですが、E4系はオットマンに用いる「小型足置き」が別に用意されており、わざわざ壁側座席を買う人がいるほどの人気。
座席は2+2シートが基本でゆったりとした座り心地。


普通車は3+2シートが基本で、リクライニング・座面スライド機構あり。標準的な新幹線の座席配置です。
座席のシート柄は「青基調」「カラフル柄」があります。じつは座席のシート柄には名前がついているようで・・・
【青基調】トライアングル
【カラフル柄】トロピコ
・・・というそうです。


なお、普通車のうち1号車~3号車(9号車~11号車)の2階部分は、悪評名高い3+3シートで、いわゆる横6人がけシート。
しかもリクライニング・座面スライド機構などが無い座席構造。この座席に座るとE4系新幹線に与えられた「通勤新幹線としての役目」を味わえます!!


●その他
最後に「新幹線の公衆電話」についてお話したいと思います。
E4系新幹線よりもさらに早く役目を終えるのが、じつはこの新幹線公衆電話なのです!
携帯電話の普及、トンネル内での携帯電話による通話が可能となった事などを受けて今年6月30日で廃止されます。
これはE4系に限ったものでなく、JR北海道・JR東日本・JR東海・JR西日本・JR九州も同様。
2021年3月18日にプレス発表されているので、参考に見ていただくのも良いかと思います。